製品情報
QBLOX社超低ノイズ直流安定化電源
SPI メインフレーム + C1b 制御モジュール電流
電圧源用 19 インチラックシステム(SPI Rack)
量子コンピュータ関連、低温工学関連等の精密計測機器や高分解能分析器には低雑音で安定した電源が要求されます。この様なご要望に、Qblox社は最大 176chの低雑音多チャンネル直流安定化電源を提供します。
SPI Rack メインフレームは、S4g DC 電流源モジュールおよびD5a DC 電圧源モジュールを取付け出来、各モジュールに電力、デジタル通信、および特定のアナログ信号を提供する統合バックプレーンにモジュールを接続します。
SPI Rack メインフレームには、最高のノイズ性能を実現する高度なスキームが組み込まれています。 PCからの信号、電源、および接地はSPI ラックに直接接続されませんが、C1b コントローラモジュールとC2 SPI アイソレータボックスで構成される分離コントローラーを介して接続されます。
PC からの信号は、主電源からの干渉をブロックするためにガルバニック絶縁されているC2 アイソレータボックスに接続されます。
このボックスには、入力USBデータを解釈し、SPIデータとしてC1b コントローラモジュールに送信するARM マイクロコントローラが含まれています。C2は、システム内で唯一のクロック要素であり、メインフレームから分離されてノイズの注入を回避します。SPI C1b 制御モジュールは、ラックごとに最大11個のS4g DC 電流源モジュールまたはD5a DC 電圧源モジュールを制御するように設計されています。C2bからデータ信号を受信し、バックプレーンに送信します。
特 徴
・最大12個のモジュールをホストする 3U ラック メインフレーム
・最大44の電流源チャンネルまたは176の電圧源チャンネルをホスト
・超安定電流および電圧源用に設計
・すべてのチャネルに信号を分配するためのC1b コントロール モジュール
・C2 アイソレータボックスは、システムを主電源からガルバニック絶縁します
・ジャイレーター回路が~50 Hzの干渉とグランドループを防止
C1b 制御モジュール
SPI C1b 制御モジュールは、ラックごとに最大11 個のS4g DC 電流源モジュールまたはD5a DC 電圧源モジュールを制御するように設計されています。 C2b からデータ信号を受信し、バックプレーンに送信します。
フィルタリングされた電源
フィルタリングされた電源は、グランドループと干渉を回避するための鍵です。統合されたジャイレータ回路は、すべての電源リードで非常に大きなインダクタ (40 ヘンリー)を模倣して、干渉 (~ 50 Hz) が SPI ラックに到達するのを防ぎます。
ジャイレーター
ジャイレーターは電源グランドと SPI ラックの間に物理的な接続がないため、グランドループを回避します。さらに、バックアップバッテリーは、停電の場合のサンプルの損傷を防ぎます。
仕 様
ホストPCへの接続 | USB |
---|---|
電源 | 230V、50Hz (その他はリクエストに応じて利用可能) |
消費電力(SPIラック) | 0.03W(空のラック) |
メイン フレーム コントローラ |
C1b (スロット 1 に含まれる) |
利用可能な モジュールスロット |
11 |
最大電流源チャンネル数 (S4g x11) | 4-44 ch(19インチラック) |
重量 | 約2.3kg |
最大電圧源チャンネル数 (D5a x11) | 16-176 ch (19インチラック) |
ドライバー/API | Python / QCoDeS |
取り付けタイプ | 19インチラックマウント |
高さ | 3U |
寸法 | 436 x 390 x 133 mm3 |
重量 | 5.7kg(空のラック) |