製品情報

SICK社ばいじん(ダスト)濃度計

SP100型 光散乱方式ばいじん濃度計

SICK社のSP100型ばいじん濃度計はダスト濃度を、流速に影響されることなく、非常に低濃度(0.1mg/m3)から中濃度(200mg/m3)領域まで連続的に測定できる装置です。 プローブはダクトの片側に簡単に設置でき、ダストのない状態での機械的な調整、及び校正が不要です。 本装置は、幅広い分野でのダスト測定に応用でき、ダクト径の小さいところから大きいところまで、また、煙突壁の薄いところから厚いところまで取付が可能です。

ダストハンターSP100はレーザー散乱光の検出を原理としています。故に高感度であり、特に非常に小さい粒子の濃度測定に適しています。 レーザーダイオードにより照射されたレーザー光は、気体中の粒子を直接照射し、粒子により散乱した光は、高感度光検知器により受光されます。 測定エリア内で測定される散乱光の強度はダスト濃度に比例しており、規定に基づいた重量濃度測定を行い、比較、補正を行うことによりダスト濃度を直接出力できます。

SP100型 ばいじん光散乱方式濃度計
特 長
  • 簡単な設置及びシンプルな取扱
  • 保守はほとんど不要
  • 表示盤のタッチパネルで操作が簡単
  • 機械的な調整は不要、ゼロ点の校正が簡単
  • ガス流速の影響を受けません
  • 高分解能
  • 自己診断機能
  • 光学系表面の汚れ度補正機能
仕 様
計測レンジ 最小0〜5mg/m3
最大0〜200mg/m3
分解能 <0.1mg/m3
精度 フルスケールの±2%
ガス温度 220℃(オプション 400℃)
測定原理
測定原理の図
応用例
  • 電気集塵機下流においてダスト濃度の連続測定および監視
  • バグフィルターの漏れ監視、検知、確認
  • エアーシステムの排気、吸気監視及び制御
バグフィルター下流での使用例
バグフィルター下流での使用例

バグフィルター下流のばいじん濃度を測定することにより、常にクリーンな排出を監視できます。
また、高濃度・高精度であることから、バグフィルターの破れ直前の状況を監視できます。

T50/T100/T200型 光透過方式ばいじん濃度計/オパシティメーター

SICK社のダストハンターTシリーズは、排ガス中の光の透過率を検出し、オパシティ濃度またはダスト濃度として出力します。そして安定した正確なダスト濃度測定ができることから、定期的な手分析の時間とコストを軽減し、クリーンな環境保全に無理なく貢献できます。
T50/T100/T200型ばいじん濃度計は、各種電力、セメント、重化学工業、食品産業などほとんどの分野で応用が可能で、ダスト濃度の監視と制御に最適です。
投/受光器より照射された光は、ダクト内を通過し、反射器により反射されます。通過の過程で、光はダストにより吸収、分散され減衰します。この減衰率(透過率)とダスト濃度の相関関係を応用し、規定に基づいた重量濃度測定を行い、比較、補正を行う事によりダスト濃度を直接出力出来ます。

T100/T200型 ばいじん濃度計
特 長
  • 簡単な設置及びシンプルな取扱
  • 低濃度から高濃度まで広範囲で測定が可能
  • ガス流速の影響を受けない
  • 自己診断機能
  • 光学系表面の汚れ度補正機能
  • ダブル・パス測定による高分解能・高安定性
  • 長期間メンテナンスフリー
  • 自動光軸調整機能(T200型のみ)
仕 様
計測レンジ 最小 0〜200mg/m3
最大 0〜10,000mg/m3
測定原理 光透過方式
精度 フルスケールの±2%
ガス温度 露点〜600℃
(高温対応はお問合せ下さい)
煙道 0.5〜12m
応用例
  • 電気集塵機下流において、ダスト濃度の連続測定及び監視
  • 脱硫装置煙道のダスト高負荷からの保護
  • 高額な製品原料粉末、及び有毒物質の排気防止
  • エアーシステムの排気、吸気監視及び制御
測定原理
測定原理

SB50/100型 後方光散乱方式ばいじん濃度計

SICK社のSB50/100型ばいじん濃度計は、低濃度から中濃度(200r/m3)領域のダスト濃度を、流速に影響されることなく連続的に測定可能です。特に、投/受光器はダクトの片側に簡単に設置でき、ダストのない状態での機械的な調整、および校正が不要です。
SB50/100のばいじん濃度計は、後方光散乱方式のダスト計であり、投光部から照射された光が、ガス中の粒子によって分散され、高感度検出器によって計測されます。この計測原理により、光の散乱とダスト濃度が比例関係にあることから、正確なダスト重量濃度を計測することができます。

SB50/100型 後方光散乱方式ばいじん濃度計
特 長
  • 簡単な設置及びシンプルな取扱(片側設置)
  • 長期間メンテナンスフリー
  • ガス流速の影響を受けない
  • 高分解能
  • 自己診断機能
  • 光学系表面の汚れ度補正機能(SB100のみ)
仕 様
計測レンジ SB50
最小
0〜20mg/m3
最大
0〜200mg/m3
SB100
最小
0〜10mg/m3
最大
0〜200mg/m3
測定原理 後方光散乱方式
精度 フルスケールの±2%
ガス温度 露点〜600℃
煙道 500mm 以上の煙道に設置できます
測定原理
測定原理の図
応用例
  • 電気集塵機下流において、ダスト濃度の連続測定及び監視
  • 脱硫装置煙道のダスト高負荷からの保護
  • バグフィルターの漏れ監視
  • 高額な製品原料粉末,及び有毒物質の排気防止
測定原理
測定原理

LEDにより照射された光はダクト内を通過し、反射器内のミラーで反射され、再びダクト内を通過し、透過光検出部により検出されます。通過の過程では光はダストにより吸収・分散され減衰します。この減衰率(透過率)とダスト濃度の相関関係を応用しています。
さらに、レーザーダイオードより照射された光は、ダクト内を通過する過程で気体中の粒子を直接照射し、粒子により散乱した光は散乱光検出部により受光されます。測定範囲内で測定される散乱光の強度はダスト濃度に比例していることを応用しています。
双方の測定方法とも、ダスト重量濃度と比例関係にあることから、ダスト濃度を直接出力できます。

自動光軸調整機能(T200)
自動光軸調整機能

光軸のズレを検知すると投/受光器に内蔵されているモーターが駆動しLEDを正しい位置にセットします。
これにより、排ガス温度などの変化から来る光軸のずれを自動的に修正し、正確にダスト濃度を測定します。また、運転中の保守を大幅に軽減します。

SF100型 前方光散乱方式ばいじん濃度計

SICK社のSF100型ばいじん濃度計はダスト濃度を、流速に影響されることなく。非常に低濃度(0.1r/m3)から、中濃度(200r/m3)領域まで連続的に測定できる装置です。
ガスに直接触れずに測定を行っているので、腐食の心配がなく、長期間の安定した測定が可能です。

ダストハンターSF100は、レーザーによる散乱光を検出していることから高感度であり、特に非常に小さい粒子の濃度測定に適しています。
投光器内にあるレーザーダイオードにより照射されたレーザー光は、気体中の粒子を照射し、粒子により散乱した光は、高感度光検知器により受光されます。
測定エリア内で測定される散乱光の強度はダスト濃度に比例していることから、比例演算で重量濃度に換算され表示・出力されます。

ダストハンターSF100型
特 長
  • 実質的に保守は殆ど不要
  • 表示盤のタッチパネルで簡単操作可能
  • ガス流速の影響を受けません
  • 高分解能
  • 自己診断機能
  • 光学系表面の汚れ度補正機能
仕 様
計測レンジ 最小 0〜5mg/m3
最大 0〜200mg/m3
測定距離 0.5m〜6m
分解能 <0.1mg/m3
精度 フルスケールの±2%
ガス温度 300℃まで
測定原理
測定原理の図

ウエットガス用:FWE200DH ばいじん濃度計

測定セルの直前に高温のオーブンが設置され、ここを通過したウエットガスは急速に加熱されドライガスに変換されます。その後測定セルに送られ、内蔵されているFW100型ダスト計によって測定されます。脱硫プラント下流の飽和ガス、ゴミ焼却炉などの湿式吸収装置の下流、工業生産設備のウエットな排気ガスのダスト濃度連続測定で最高の性能を発揮します。

FWE200 ダスト濃度計

測定範囲
  • ダスト濃度
  • 最小0〜5mg/m3
  • 最大0〜200mg/m3
測定原理

光分散方式(レーザー)

測定項目

ダスト濃度